今朝は早起きをしてサウナに入りました。
泊まっているユースホステルの7階にあるサウナが朝6:30~9:00まで無料だというので7時に行きました。
地球の歩き方曰く「フィンランド人の3人に1人はプライベートサウナをもっている」らしく、フィンランドではサウナが大変普及していて、生活に欠かせないものになっているのだそうです。
フィンランド式では、ただサウナに入るだけでなく、新陳代謝を上げる効果があると言われるヴィヒタと呼ばれる白樺の枝葉を束ねて作ったハタキ状のもので体を叩いて、さらに体を温めるそうです。
そしてサウナで温まった後は氷の海に飛び込んで、火照った体を冷やすのだそうです。
本格北欧式サウナ、楽しみです。
と思って、サウナに行ったのですが、日本のスーパー銭湯にあるサウナとどこ一つ変わらない、まったくもって平凡なサウナでした。ひどくがっかりしました。
先の日記にも書いたように、僕はサウナなんてこれっぽちも好きじゃないので、10分くらい中にいて、そそくさと出てきました。
ユースホステルのサウナだからだと思うのですが、ヴィヒタも買えず、何一つ本格北欧式サウナ的要素を味わうことはできませんでした。もちろんユースホステル内なので、飛び込む凍った海もありません。凍った海があったとしても飛び込みわけはないのですが。
フィンランドに来た目的の一つに、ロヴァニエミという北極圏まであと数キロという町に行って、オーロラを見に行ってみよう、というものがあったのですが、いろいろあって断念しました。
お金の問題とスケジュールの問題と天候の問題と兄の体調の問題と気分の問題です。複合的要因というやつです。
行き当たりばったりの計画で、ヘルシンキに着いたら現地発着のツアーを探そうと思って、ヘルシンキの旅行会社に行ったら、そんなツアーはないからネットで飛行機を予約してく勝手に言ってくれと言われ、ホステルに戻ってネットで予約しようと思ったら間際だからなのか、航空券が意外と高く、スケジュール的にも少ししかロヴァニエミに滞在できないようなフライトしかなかったので、また来年行こう!ということにして辞めにしました。どこかで1週間くらいの休暇を作って、ロヴァニエミ3泊、ヘルシンキ2泊の5泊7日間、禁断のフィンランド、魔法のオーロラツアーを組もうと思います。
でもロヴァニエミに行けなかったのは、どうやらそれなりにショックだったらしく(お金を出して強行スケジュールを断行すれば行けたので)、その反動で旨いものを食べに行こうということになりました。
昨日、ヘルシンキの街を歩いていて発見した、最高に良いロケーションでモダンデザインを店内に配した(外から見た感じ)素敵なレストランがあったので、そこに行こうということになりました。
入店する前にメニューを見て、料理と料金をチェックしたかったのですが、そのお店の前にはメニュー表が出ていませんでした。兄と二人で、入るかどうしようか迷っていると、素敵な感じのフィンランド人夫婦がやってきて、「何を迷ってるんだい?」と聞くので、「入る前にメニューを見たくてね、始めて来るもんだから。」と言うと、「メニューなら中で見れるよ。Don't be shy!!」と言われました。扉を開けてくれたので、中に入ると、外から見た以上に高級な様相で、ちょっと高すぎるレストランかなと不安になりました。でもメニューを見せてもらうと、高くても一人50ユーロ程度に収まるメニュー構成だったので、ここで食事を取ることに決めました。(もっとも一度入ってしまった以上、小心者の僕はよほどの覚悟がないと出られないのですが…)
お店の名前はTEATTERIと言います。
http://www.royalravintolat.com/teatteri/
中はカフェスペースとバースペースとレストランスペースに別れていて、バーから入ることも、レストランから入ることも出来ます。僕達はバー側のドアから入って、バーの中を抜けてレストランへ回ったのですが、レストラン側から入るとすぐ右手に立派なクロークがあります。コートを預けて、店内に入ると、予想以上に立派です。
こんな感じ。
僕は前菜にロブスタースープとフォアグラ白身魚のムース、メインに牛肉のウェリントン風ステーキ、一緒にトスカーナの赤ワインを注文して、兄はシーザーサラダと鶏肉のローストとどこかのロゼワインを注文しました。
こんな感じです。
僕が注文したロブスターのスープなんかはデミタスカップに入って出てくるお洒落具合。見た目はもちろんのこと、味も抜群でした。
ワインを1杯、コーヒーを1杯飲んで二人で90ユーロ(僕が50、兄が40)だったのでまぁまぁお得な気がします。
よく北欧は物価が高いと聞いていたのですが、決してそんなこともない(もちろん他のレストランやホテルの値段なんかも)と思います。
これでまたしても、ヘルシンキに良いレストランがあるから、一緒に旅行に行かない?と女の子を誘うことができます。
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