2010年2月21日日曜日

Day23 パリからペルージャへ

2005年の冬にロンドンに6週間の短期留学をしたことがあります。
ほとんど遊び感覚だったので、このとき英語が上達したかどうかはかなり怪しかったのですが、いまだに交友のある大切な友人に出会いました。


彼の名はルカ・チェーチリ, Luca Ceciliと言います。
ペルージャに住んでいる弁護士志望の学生で、僕より3つ年上でした。イタリア人を絵に描いたような陽気な男で、すぐに打ち解けて仲良くなりました。一度は学校をサボって二人でロンドンの街中に遊びに行ったこともありました。
2005年の夏と2006年の夏に彼のペルージャの実家に遊びに行き、1ヶ月弱ずつくらい居候をさせてもらっていました。ルカの友達もみんないい奴ばかりで、日本の友人と同じくらいイタリアにも友人ができました。ルカとルカの家族にはとんでもなくお世話になってしまいました。夏だったので、皆でバーベキューをしたり、サッカーの試合に出させてもらったり、あれは本当に輝いていた夏でした。

今はローマからペルージャに向かう列車の中でこの日記を書いています。
12時過ぎにパリのオルリー空港に行き、easyJetに乗って、ローマのチャンピーノ空港に15時過ぎに到着しました。イタリアには慣れてるからと高をくくって、ガイドブックを持ってこなかったので、何一つ情報がなく、チャンピーノからローマテルミニ駅行きの列車がないことを知りませんでした。テルミニ駅まではバスに乗って45分かかるそうですが、ローマ市内が酷い渋滞だったので、1時間以上かかりました。
テルミニ駅に着くとすぐに券売機に向かい、ペルージャ行きの列車の時間をチェックすると17:30発の早い列車があり、これに乗ると2時間でペルージャに着きます。時計を見ると17:29。この列車は諦めました。17:45発の遅い列車があって、これに乗るとペルージャに着くのは3時間後です。遠い。ルカに電話して、20:40にペルージャの駅に着くからと伝えて、列車のホームに向かいました。が、列車のホームがわかりません。出発まであと10分です。その辺にいた駅員に場所を聞くと、ホームの隅を進むとかなり奥の方にもう一つホームがあると言います。歩いて5分くらいかかるから急げと言われました。チケットをスタンプ機に通して、そのホームに着いたのが、出発の3分前でした。列車に乗り込み、適当な席に座ると列車が出発しました。イタリアの列車が定刻通りに出発するなんて思ってもなかったので、びっくりしました。パニーノを買ってから列車に乗りたかったのですが、そんな時間はありませんでした。携帯を見ると、ルカからの着信があって、なんだろうと思って掛けなおすと、「列車のホームが遠くてわかりにくいんだけど大丈夫?」と言います。ルカの友人で列車の運転手をしているマーシモが心配してくれたそうです。やはりイタリア人はいい奴ばかりです。

電車の中でたまっていた日記をいくつか書いていると、何度も列車が止まります。3回目に止まったときに、定刻通りに到着しないんじゃないかと思って、ルカに電話し「列車が止まっちゃったよ。これで3回目。遅れるかもしれないんだけど、ネットでそういう情報わからない?」と聞くと、「ネットではわからない。で、何分くらい止まってるんだ?」と聞くので、「最初が10分くらいで次も同じくらい、でも今回は20分はたってるかな。」というと「イタリアでは普通だから心配ないよ。」と言われました。イタリアでは普通だそうです。でもあと20分で本当にペルージャに着くんでしょうか?イタリアでは普通というのは、「列車が止まるのは普通だよ。時間通りに着くから気にしないで。」という意味なのか、「列車が止まるのは普通だよ。時間通りに着かないのも普通だから気にしないで。」という意味なのでしょうか?

あと20分でペルージャに着いたかどうかは、次の日記の最初に書きます。

あ、また止まりました。

2 件のコメント:

  1. Say hello to Luca!!

    Luca,korosuzo...

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  2. ルカにセイハローしておいたよ。
    最高のビデオレターを撮ったから4月17日に見せるよ。楽しみにしててくれ。

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