アムステルダムで合流した友人が、先ほど帰国してしまいました。
つかの間の6日間でした。
わかったことは、やはり旅行はどこに行くかではなく誰と行くかだ、ということです。
一人の旅行はそれはそれは気楽で、誰にも気兼ねすることなく、毎日を過ごせるので、なかなかいいもんですが、やはり旅行には相棒がいたほうがいいです。
旅行のベストパートナーと呼べる男が一人いて、大学時代はよく彼と二人で旅行をしたものでした。ロンドンから列車でパリを抜けて、北イタリアまで行ったり、スコットランドからイギリスの湖水地方を抜けてロンドンまで旅行したり、国内を車で旅行したこともありました。
その男とは、まぁ当然旅行以外でも仲良くしているのですが、こと旅行となると、ペースが完璧に合うのです。僕らはどちらもいい加減な男で、旅行先でここだけは絶対に行かないと気が済まないというようなこだわりもなく、またお互いに体力不足なのか、2時間も歩けば、「おっあそこによさそうなカフェがあるぞ。ちょっとお茶していこう。」と休憩ばかりとります。
また、僕らは時間を楽しむというとても大人な趣向を持っているので、旅行に来たからといって、きつきつのスケジュールの中、名所をひたすら回って終えるなんていう、素人のようなことは決してせず、素敵なカフェ、バーや公園を見つけて、フランスならフランスの、イギリスならイギリスの、日本なら日本の、その地方特有の時間の楽しみ方を探しては実践してみるのです。そしてくだらない新しい冗談を考え、お互いに披露しあうのです。
でも、彼と長期間の旅行に行くことはもうないんじゃないかなと思います。
そう考えると大学で過ごした4年間はなんて有意義な時間だったのだろうか。
もう数人くらいは友人と呼べる人達がいるのですが、日常生活では仲が良くても、いざ旅行に、それも長期間、一緒に行けるかと考えると難しいような気がします。少なくとも半分は僕の側に責任があるのですが、なかなか長期間2人で旅行にいける友人って少ないなって思います。
アムステルダムで合流した友人をシャルルドゴール空港まで送り、パリへ戻ってくる列車に乗ると、またしても僕は一人になりました。
と言っても、明日から新たな登場人物が現れます。
続きは次の日記「Day20 ドラ息子あらわる」に書きます。
とりあえず、一緒に旅行してくれた友人へ
「ありがとう。」
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