カナダに住んでいる人達はやたら英語の「訛り」について話をしたがるようです。
今日はダウンダウンに遊びに行って、露天商や土産店の人、道端で声を掛けてきたおじさんやショーンの友達などと話す機会があったのですが、決まって「君の英語はイギリス訛りだね。」と言われました。そういえばショーンも空港で会ったときに同じことを言っていたし、ジュリーナにも同じことを言われました。
確かに僕はイギリス訛りで英語を話します。
なぜかって言うと、学生の時に1ヶ月ちょっとロンドンに語学留学(ほとんど旅行だったけど)していたことと、帰ってきてからトレインスポッティングというイギリス映画の音声をMP3プレーヤーに落として、主演のユワン・マクレガーの発音をトレースしてずっと練習していたからです。
それに加えて僕は何かにつけて「形から入る」性格なので、大学生になって改めて英語を勉強しようと思ったとき、まず発音から始めることにしたのでした。発音が良いだけで、実際よりも英語が話せるように思われますし、ちょっと格好つけることもできます。実際にはそんなに英語を話すことはできないのですが、発音のおかげで周りからこの人は英語が比較的上手だ、と思われているように思います。文法を間違えてたって、なんとなく英語っぽくすらすら言ってしまえば、だいたいはわからないのですから。
今日話をした露天商の人(中国系)は「Wow, you speak Queen's English.」って言ってたし、通りすがりのおじさん(たぶん中国系)は「Are u educated in some Western Country?」って言っていました。お土産屋のおばさん(たぶん中国系)は「Have you lived in England before?」って言っていたし、他のお土産物の店員さん(日本人女性)は「日本人訛がなかったから、最初日本人だって確証が持てなかったわ。」って言ってました。当時の僕の企みは見事に功を奏したみたいです。これは意外と嬉しいです。
それにカナダの人が「イギリス訛だね。」と言うとき、そこにはなんとなく「格好良い」とか「いいなぁ」と言う印象が含まれているように感じました。あとからショーンが言っていたのですが、カナダの女の子の間ではイギリス訛が人気があるようです。それにイギリス訛の方が賢そうに映るんだそうです。
たしかに、イギリス人のしゃべり方って(人によっては)スノッブで上から見下しているかのような感じがするので、賢そうに映るというのはその通りなんだなぁって思いました。
バンクーバーの人達が英語の訛を気にするのはきっと移民や外国人が多いからなんだと思います。
ニューヨークで英語の発音について何か言われたことは一度もなかったし、ロンドンでは当然そんなこと言われるはずもありませんでした。旅行をしていて、こんなに発音のことを言われたのはバンクーバーが初めてでした。でも良い気分です。笑
もし英語を勉強している方がいれば、イギリス英語を勉強されることをオススメします。
カナダに来たときにちょっとした優越感に浸れますよ。笑
◆今日の一冊
トレインスポッティング (スクリーンプレイ・シリーズ―名作映画完全セリフ集)
池下 裕次 (編集), ベス ポラード (編集), Beth Pollard (原著)
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