今日は英会話の先生の紹介で浜松に住んでいるキューバ人に会いました。
旅行の60日目~64日目にかけてハバナに滞在する予定です。
昨年の正月にチェ・ゲバラの映画が公開され、雑誌なんかでもキューバの特集がよく組まれていました。
キューバと聞くと、アメリカと敵対するカストロ議長だとか、イスラム系のテロリストが収容されている米軍のグァンタナモ収容所など、なんとなく恐ろしいイメージを持っていました。
チェ・ゲバラの映画公開を機に、キューバの本当の情報を多く目にするようになって、今までキューバに対して、大きな勘違いをしていたことに気づきました。
キューバは社会主義路線を辿った国の中でも最も成功している国の一つで、たとえば、教育水準、医療水準が非常に高く、非識字者はほぼゼロ、教育費、医療費は無料、医療分野では今では輸出国となっていて、医学部の学費はアメリカ人を含む留学生までも無料になっているそうです。
キューバ国民は月収約10,000円程度ながら、配給制度があるので、配給カードを持ち、国からの配給を受け、みんなで協力し合いながら暮らしているそうです。
今日、会ったキューバ人もものすごく陽気で、「Eres muy bonita!!」という言葉を覚えていくといいよと、教えてくれました。意味は「Your are beautiful!!」だそうです。
カフェやバーで隣に座っている女性に声をかけても、みんな陽気に応えてくれると言っていました。
カナダ人の英語の先生がカナダでは少し難しいというので、僕は日本でそれをやったら、ほぼ犯罪だよ、と冗談を言ったら、そんなことはないと言って、隣の席に座っていた女の子たちに声をかけ始めました。
もっとも、浜松人は日本の中でも特に排他的なので、声をかけられた女の子たちは、少し迷惑そうでした。 でもそのキューバ人は臆することなく、どんどん声をかけていました。
キューバはヘミングウェイにとってゆかりのある土地です。ヘミングウェイが晩年を過ごした国で、「老人と海」はここで生まれました。でも僕は晩年の作品より、もっと人物描写の多い、若いころの作品が好きです。「日はまた昇る」とか短編集の「われらの時代、男だけの世界」なんかが好きです。
ハバナの郊外にはヘミングウェイの家があって、今も当時のままに保存されていたり、ヘミングウェイが通っていた、バーやカフェもたくさんあるそうです。パパ・ヘミングウェイというダイキリを飲まないといけないみたいです。
ラテンの情熱と社会主義の平和な国、キューバ。
今から行くのが楽しみです。
◆今日の二冊
ゲバラ日記 (角川文庫) (文庫)
チェ ゲバラ (著), Che Guevara (原著), 高橋 正 (翻訳)
老人と海 (新潮文庫)
ヘミングウェイ (著), 福田 恒存 (翻訳)
0 件のコメント:
コメントを投稿