2010年1月10日日曜日

オステリア・ダ・ミケーレ



今週末は兄が婚約者を連れて、浜松に帰ってきました。
なので、今日は家族揃って、食事に出かけました。
行ったお店は、浜松で一番美味しい(と僕は思う)イタリアンレストラン「オステリア・ダ・ミケーレ」というところです。
最近は、こ洒落たというか、きれいにまとまった感じのイタリアンのお店が多いように思いますが、ここはガツンとした本場のイタリアンを食べさせてくれます。繊細な味、あっと驚くような斬新な料理はないのですが、基本を丁寧に極めた感じの料理を出してくれます。パスタの乳化具合なんか、絶妙です。別段変わった味の料理ではないのですが、自宅ではちょっと作れないレベルの料理を出してくれます。

今日食べたメニューは

生ハムの盛り合わせ
蛸のルチアーナ
豚肉とレバー、乾燥いちじくのパテ・フランチェーゼ
パルミジャーノ添えのグリーンサラダ
ボロネーゼ(パッパルデッレ)
タラバ蟹のタリオリーニ、ディル風味
からすみのスパゲッティーニ
浜松の無名の豚ロースのミラノ風
仔鴨むね肉のロースト、栗の赤ワイン煮ソース

どれも本当に旨いのですが、一番はタラバ蟹のタリオリーニでした。
蟹のソースにディルが予想以上にマッチしていて、新たな発見でした。
あとは豚とレバーのパテです。いちじくを中に入れるところなんか、本当に憎い限りです。



 

僕もイタリアに中の良い友達がいて、彼はあまりグルメではないので、美味しいレストランに連れて行ってもらったことはないのですが、やっぱりイタリアで食べる素朴なイタリア料理は心温まる感じがします。
イタリアにはイタリア料理という概念はないんだそうです、地方地方の郷土料理しかないという話を聞いたことがあります。確かに、友達の家はウンブリア州のペルージャにあるんですが、毎日ウンブリア料理しか出てきませんでした。ウンブリアはオリーブオイルとトリュフと兎肉なんかが有名です。海のない州なので、魚介類はほとんど食べませんでした。

それに比べると日本は、なんでも食べることができるので、恵まれています。

それでも行く先々で本場の料理を食べられるというのは、この上ない贅沢です。

◆今日の一冊
イタリア食堂「ラ・ベットラ」のシークレットレシピ (講談社のお料理BOOK)
落合 務 (著)

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